石けんに色をつけるとき、合成着色料を使わなくても、鉱物由来の素材で十分きれいな色が出る。Quartz Blend Gateでは開業当初から、着色は鉱物素材のみと決めている。ローズクレイ、活性炭、カオリン。それぞれ性質が違い、石けんへの影響も異なる。
ローズクレイの特性 ¶
フランス産のローズクレイは、酸化鉄を含む粘土鉱物で、淡いピンク色が特徴。石けんに配合すると、その色がそのまま出る。配合量は3〜5%が目安。多すぎると石けんが脆くなる。クレイには毛穴の汚れを吸着する効果があるとされ、洗顔石けんに向いている。
活性炭の特性 ¶
食品グレードの活性炭は、炭を高温で処理して多孔質にしたもの。黒い色が出る。配合量は1〜2%で十分で、それ以上入れると石けんが黒くなりすぎる。活性炭は皮脂や汚れを吸着するとされ、脂性肌や毛穴が気になる方に向いている。Quartz Blend Gateでは檜精油と組み合わせて使っている。
カオリンの特性 ¶
カオリン(白色クレイ)は、石けんに配合すると白みがかった色になる。クレイの中では刺激が少なく、敏感肌にも使いやすい。泡立ちをなめらかにする効果があるとされる。Quartz Blend Gateのカオリンラベンダー石けんは、開業時から変わらないレシピで、カオリンを3%配合している。
鉱物着色の注意点 ¶
鉱物素材は、石けんのpHや他の成分と反応することがある。特に、クレイ類は水分を吸収するため、配合量が多いと石けんが固まりにくくなることがある。また、鉱物の産地や品質によって色の濃さが変わる。同じ「ローズクレイ」でも、仕入れ先が変わると色が変わることがある。
合成着色料との違い ¶
合成着色料は色が安定していて、少量で鮮やかな色が出る。鉱物素材は色が地味で、ロットによってばらつきがある。ただ、鉱物素材は肌への影響が比較的よく研究されており、アレルギーリスクが低いとされている。Quartz Blend Gateでは、色の安定より素材の透明性を優先している。
鉱物着色に興味がある方は、ワークショップで実際に試すことができます。毎回、ローズクレイと活性炭を使った着色実験を行っています。詳細はお問い合わせフォームからどうぞ。